元気先生

ジムのプールはウォーキング用と、泳いだりアクアビクスに使うプールと分かれている。
水曜日のアクアビクスのインストラクター(先生)はおそらく還暦は過ぎてらっしゃるとおもわれる女性で、聞くところによると、エアロビクスでは草分け的存在の方のよう。
朝1、ジムでのエアロビクスに続き、プールでのアクアビクスに駆けつけて来られる。
小柄な先生だがパワフルでこちらまで元気をもらえる。
「さあ、今日も30分間頑張っていきましょう!」スタートしてまもなく、ジムのスタッフが先生に歩み寄ってきてなにやら伝えている。曲のボリュームを下げる先生。「うるさかったですか、ごめんなさいね、さあ続けていきますよー」どうやら、今日も現れたようだ、最近ウォーキング用プールにいるおじいちゃんから音がうるさいと苦情がでるのだ。ジムのアクアビクスは突然始まるわけじゃなく、プログラムに書いてある。アクアビクスするのに曲はかかせないし、プール左右に広がった全ての人に聞こえるにはある程度のボリュームも必要なのにーー、っていうかこの時間に歩かなくてもいいのに、とかみんなブツブツ。気もそぞろにやってたら、「みんなもっともっと元気出して‼︎いくぞー!いくぞー!声も出して‼︎いいですか、いくぞー‼︎」もの凄い掛け声で先生が叫び出した。
ボリュームは下げたけど、先生の気合いの入った叫びがいつもより響き続けてみんなもアクアビクスを楽しみきった笑 いつも以上に一体感のあるクラスだった。