特別公開

体育の日が10月10日になったのはいつぶりなんだろう?さすが晴れの特異日、晴れ渡る青い空と涼やかな秋風を感じて主人と電車で太宰府にある九州国立博物館に出かけた。
おめあては、京都高山寺からきた鳥獣戯画
愛らしいうさぎやきつね猿などが描かれているのをこの目でみてみたかった。
到着してみると、さすがに人気の展覧会、外にも行列、建物の中はいっても行列、そしてエスカレーター前で一旦待機、登って会場入り口でさらに行列、詳しく内容を聞きたいので主人とそれぞれ音声ガイドを借りる。いざ出発、なっなんと、鳥獣戯画の前に近づくにも行列‼︎とほほ〜、暇なので音声ガイドを繰り返し聞く。ガイドの声は笑点新司会の春風亭昇太さん「いやぁ〜〜うさぎやさるが二足歩行も上手にイキイキと描かれていますねぇ〜〜‼︎」えっ?それだけ?説明は?実は鳥獣戯画は作者不明、高山寺に所蔵された経緯なども一切わからないらしい。にしても、ガイド借りた意味が、、、。とおもっているとようやく順番がきた。水をかけようとしてるうさぎ、尻尾に火をつけて的を照らしているきつねなど、上の壁に説明が貼ってあるのでそれと見比べながら見ていると、館内案内の人がすーっと近づいてきて、恐れ入りますゆっくりと歩みをおすすめくださいませと言っている。えーーっ、そんなにぱっぱとみれないよ!とか思いつつも平静を装いじっくりでもぱっぱとみながら進んでいたにもかかわらず、前の方と間をあけないように、立ち止まらないようにおすすみください、とべつの案内が近づいてくる。絵巻に集中でなかった、はっきりいってよくわからないまま通りすぎなくてはいけなかった。あれではディズニーランドのアトラクションより酷い。
あんだけ待ってみたのは一瞬。
気を取り直して次の部屋へ、高山寺明恵上人についての展示。こちらは展示物も多く見ごたえもあった。昇太さんの軽やかなガイドもぴったりだった。
いちばん最後に鳥獣戯画をみせてくれればいいのにねっ、これじゃほとんど鳥獣戯画思い出せんねって主人に言いながら手もとのチケットをみて愕然とした、この展示会のタイトルは”京都高山寺明恵上人-特別公開 鳥獣戯画-
鳥獣戯画展!ではなかったのだ。とほほ。